2024.05.26 春の虫調査隊 活動記録
春の虫調査隊が行われました。
5月26日(日)に『【森森探検隊】春の虫調査隊』が行われました。
曇り空の中でしたが、約60名の参加者が集まりました。
講師には、飯田市美術博物館 学芸員の四方 圭一郎さんをお招きしました。
最初に、「今日はこの虫を見つけるよ」と言い、「アリジゴク」の写真絵本の読み聞かせがありました。
佐倉神社へ
実際にアリジゴクを探すため、風の回廊を登ったところにある佐倉神社へ移動します。
道中でも、ポプラの木でサナギになっているミノムシ(チャミノガ)や、マーガレットの花の蜜を吸うハナムグリなどを見つけました。
佐倉神社の軒下には、たくさんのアリジゴクが生息しています。
昔は民家でも多く見られましたが、家の軒先までコンクリートになっている家が多くなり、巣が作れなくなってしまい、見られなくなってしまったそうです。
四方先生の説明を聞くと、みんな一斉にアリジゴクを見つけるために巣を探し始めました。
また、アリジゴクの中には、砂地にすり鉢状の巣を作らず、岩場のコケに擬態して獲物を待ち伏せるタイプもいて、佐倉神社の石垣に隠れているものを探しました。
おしぼら池 周辺へ
おしぼら池を目指し、佐倉神社の先を下ります。
途中に生えている、ハルジオンやウルシなど、花や木の名前についても、四方先生が教えてくれました。
おしぼら池からおしぼら農地では、ヒメバッタやヒメウラナミジャノメ(チョウ)などがいて、みんなで虫を探し、捕まえた虫について四方先生に教えてもらっていました。
まとめ
この日は、気温が20℃程度と少し肌寒く、見つけられた虫の種類も少なめでした。
四方先生が前日に下見に来た時は、トンボがたくさん飛んでいたとのことです。
最後のまとめでは、四方先生より、「学校・保育園・家など、みんなの身の回りには色々な虫がいるので、たくさん虫を捕まえて興味を持ってみてください。分からないことがあれば、美術博物館にいるので聞きに来てください。」と仰っていました。
「虫調査隊」は、春と秋の2回行っており、次回の開催は9/29(日)を予定しています。
秋は、バッタや赤トンボなど、春とは違った虫に出会えます。
また、【森森探検隊】では、「虫調査隊」の他にも「〇〇調査隊」と題して、講師の方をお招きし、公園の動植物について教えてもらうイベントを開催しています。
子どもはもちろん、大人も初めて知ることが多く、付き添いで来た保護者の皆さんも一緒に夢中になることも!?
【今後の開催予定】
- 7/21(日)…おしぼら池のお魚調査隊
《調査対象》おしぼら池に棲む魚 - 9/28(土)…公園の植物調査隊
《調査対象》公園内の樹木・草花 - 9/29(日)…秋の虫調査隊
《調査対象》公園に棲む虫
詳細は、今後発行される『子どもの森だより』にてご確認ください。
これから夏にかけて、色々な虫の活動が活発になっていきます。
公園ではチョウやセミ、カブトムシ・クワガタムシなど、子どもに人気な虫も捕れますよ!
ぜひ、公園に昆虫採集にお越しください♪